今年で震災4年目を迎えます。
今でも苦しんでいる方々が多数いらっしゃると思います。
2011年3月11日は日本人にとって忘れられない日になりました。
私は3月下旬アメリカに飛び、RVIA始め、トレーラーハウスの製造メーカーをあたり、震
災への協力をお願い致しました。
日本に戻り、4月に初めて被災地には入った時の光景が今でも忘れられません。
自分に何かできないか?
トレーラーハウスを生かせないか?
必死に考え、行動し、政府の仮設住宅の入札にトレーラーハウスを入れることが出来ま
した。
しかし認知度が低く、トレーラーハウスが公的に生かされることはありませんでした。
我々がやらなければいけない。
協会加盟会社の協力を得て、被災地にトレーラーハウスが向かいました。
特にカブコホームズジャパンの大山社長は被災地にいち早く入り、現地消防署と協力し
ボランティアの輪を広げていきました。
群馬陸送の協力を得て、宮城県医師会の仮設診療所として利用して頂きました。
又、カナテックの協力で南三陸町の復興食堂にも提供させて頂きました。
被災者再建支援制度の加算支援金の適用も内閣府にかけあい、トレーラーハウス迄、範囲を
広げて頂きました。
国土交通省自動車局技術政策課と協力し、2012年12月にはトレーラーハウスが適法に公
道を移動できる法律「トレーラ・ハウスの運行に関わる制度改正」が施行されることにな
りました。
しかし、法律を知らない業者が被災地に入り込み、違法な設置を繰り返すことで、宮
城県建築行政では「トレーラーハウスは建築物」として実質トレーラーハウスの設置が認め
られなくなりました。
我々は震災等の非常時に機動力を発揮できるトレーラーハウスは、緊急時や復興にお役
にたてるものと信じております。
まずは、現行法を遵守し、正しい設置をして、世の中に認められなければなりません。
トレーラーハウスを利用される皆様も、ご理解を頂きたいと思います。
そして、東日本大震災の被災者の皆様が、一日も早く日常を取戻して頂けるよう、お祈
りしております、
又、東日本大震災の犠牲者の方々に 合掌
代表理事 大原邦彦